スタッフインタビュー
櫻井 麻衣子さん
- 資格
- 介護福祉士
- 職種
- サービス提供責任者
Q:介護の仕事をはじめようと思ったきっかけを教えてください。
以前は介護と全く違った業種でした。来年でこの仕事をはじめて10年。自分でもびっくりしています。主人が転職で障がい福祉に携わることになりいつかその手伝いで役立つことがあるかもしれないと介護の資格を取ることにしたのがきっかけです。
半年の通学で介護を学ぶ中で、どの科目も興味深く、勉強が苦ではなかったですし学生時代に福祉委員会で手話や障がいについて学び発表したことが思い出されて以前から興味のある分野だったことに気付きました。
資格取得時には1歳半の息子を子育て中だったことも今思えば未経験の職種に飛び込めた大きな要因だったと思います。オムツ替えや食事の介助へのハードルが全くもってなかった。実際に仕事として利用者様に支援するのとは違いもありましたが、未経験の私にとって普段の生活でしている子育てが活かせているという実感がありました。
Q:仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか。
あまり考えたことがなかったので悩みますね。今まで一度もサービスを利用していなかったという利用者様を担当すると始めのうちはケアマネージャーさんを筆頭に他業種とも連携しながら試行錯誤する場合があります。
色々相談したり試したりする内、安定した生活を送れるようになった時に力になれたかなと実感することがあります。あとはシンプルに喜びの声をもらった時ですね。ご自身の思いを口にできる方ばかりではないので「ありがとう」と言われるのは思いの外、少ないです。
でも「貴方が来ると、とても反応が良いし、安心した顔をしているよ」とご家族から話しかけてもらえたり、「明るくて元気をもらえる」なんて言っていただけると、元気が一番の取り柄な私なのでとても嬉しいです。
Q:これからの目標を教えてください。
介護業界もAI化、ロボットの活用など便利で快適なシステムがこれからどんどん増えてくると思いますが、利用者様のお宅にお邪魔して支援させていただくと不便だけど大切にしていることに出くわします。
それはその人の人生に触れさせてもらっている感覚で。人間同士だからこそできる介護を続けていくのが今の私のテーマです。「この人たちと関わって生活していくのもいいな」と思ってもらえる関係性の確立や技術の向上にも積極的に取り組んでいきたいです。
WORK STYLE
出社
月2回、息子が通う小学校の通学路の旗振りとして通学路に立ってから出社しています。 雨天時以外は自転車で通勤しています。
訪問介護
2~3件のお宅を訪問します。会話をすることから相手の体調や悩み事を知るヒントになることもあるので、挨拶や会話を大切にしたいと思っています。社用車での移動中はラジオや音楽を聴いて、気持ちを切り替えリフレッシュ。
ミーティングや委員会活動
利用者様の病状や生活環境の変化を共有したり、問題解決にむけて考える大切な時間。
訪問介護や契約業務
新規ご利用者様へ伺い契約業務を行います。それぞれ違う分野の介護の業種が利用者様の生活を支えるので、会議で一堂に会すとご本人・ご家族含めてワンチームだと感じることができます。
退社
サービスで多く調理や浴室掃除を行った日は、自宅の家事が面倒になってしまうこともあるのでうまく手抜きしながら生活しています。退社後は社会活動に参加しているのでそちらの仲間とのミーティング、習い事の送迎・付き添いもあり、常にバタバタしていますが、いつも「人との関わり」があるので賑やかです。
Q:最後にメッセージをお願いします。
私自身、子育てしながら働けたのはこの会社だったからという思いが大きいです。
仕事と子育ての両立をしてきた先輩が快く仕事を変わってくださりお休みをいただけたので、いま同僚が同じ境遇でお休みになってもあの時にしてもらったように対応できます。
仕事ではサポートする立場でも、私自身も色々な人に助けられています。そうやってみんな頼り合って優しい世界になればいいなと思います。
未経験でも、施設系での経験がなくても続けてこられた先輩(わたくし)が居ますので、ぜひ少しでも興味をお持ちでしたら介護・障がい福祉の世界に飛び込んでみるのはいかがでしょうか。